ビル・カントス/Who Are You
2月も半ばになり、ヴァレンタインデーも近くなりましたが、今回はカップルにピッタリの甘いムードを持ったAOR名曲を紹介しましょう。
AORの世界ではお馴染みのアーティスト、ビル・カントスが作った「Who Are You」は、新しいジャズ・スタンダードとも言うべき、ジャズのムードを十分に持った名曲です。ミステリアスな魅力を持った彼女を、可憐な花や美術館の彫刻にたとえ、その美しさに心が惑わされる様子を詩的に表現した美しい曲です。「君は誰なんだい」というフレーズが、綺麗なメロディーにマッチし、とても印象的な仕上がりです。
「Who Are You」は、ビル・カントスのソロアルバム「WHO ARE YOU」(1995)に収録されている曲ですが、このアルバムにはAORファン好みの曲が沢山です。オープニングの「Come Down (Two Words)」はテンポの良い、良質なポップスといった感じで、アルバムのスタートをわくわくさせます。その後にはスローナンバーの「Beautiful One」「Heart Of Hearts」「Endress Nights」やポップスナンバーの「Daddy's Gonna Miss You」「One More Stone」、またユートピアの名曲「Love Is The Answer」などが続き、聴きやすい曲で構成されています。プロデュースには、マイケル・シャピロ、リッキー・ローソン、ビル・シュニー、そしてジェイ・グレイドンのAORに馴染みのある4人が曲ごとに関わっています。
「Who Are You」は、ビル・カントスの2006年のアルバム「LOVE WIN」でも聴けますが、個人的にはこちらのバージョンのほうがよりジャズ志向が強く、オススメです。このアルバム自体もジャズ・アルバム的に楽しむことも出来ます。但し、ジャケットのビル・カントスは、無精髭にピンボケ写真で、あまりイケていないのですが。
ともかく「Who Are You」は、何とも甘いムードを持ったAORの名曲で、キャンドルライトで過ごす夜にはピッタリくる1曲でしょう。ヴァレンタインにあわせて曲を選ぶなら、絶対に外せません。ミステリアスな魅力を持つ彼女との夜に、是非、聴いてみて下さい。必ず、素敵な一夜になるはずです。(Night-Plane)
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