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トニー・ストーン/Life After Romance

 1月24日にめでたく「Muse」がオープンしました。「音楽」にこだわったお洒落なお店「Muse」に負けないくらいに、このAOR名曲紹介も今までと変わらずにお洒落なAORをお届けしていきます。

 今回の名曲は、AORのアーティストには名前を連ねませんが、アルバムの出来のよさで選んだ1曲です。トニー・ストーンの「Life After Romance」は、バラード系では間違いなく名曲といえます。もともとネッド・ドヒニーの曲で、彼が当時久しぶりにリリースしたアルバム「LIFE AFTER ROMANCE」(1988)に収められていた曲ですが、トニー・ストーンなりにムードありげに歌い上げています。

 そもそもトニー・ストーン自体がどのような経歴かは良く知りませんが、アルバム「FOR A LIFETIME」(1988)にリリースされた際に、すかさずスマッシュ・ヒットを放ったのが、弾むような爽やかなサウンドの「Can't Say Bye」でした。当時、FM曲では良くかかっていたような記憶もありますが、リック・アストリーのディスコチックなサウンドがもてはやされていた時代に、アルバム内のアップテンポな曲の数曲がマッチした結果だと思われます。

 しかし、このアルバムの良いところは、ディスコチックなアルバムに終わらないところで、ネッド・ドヒニーの曲を3曲カバーしたり、ジャジーな曲を盛り込んだりと意外に聴かせるアルバムに仕上がっているところです。特にネッド・ドヒニーの「Heartbreak In The Making」や「Perish The Thought」は、ネッド・ドヒニーの本人バージョンよりもノリが良く、パンチが効いていて、とてもカッコ良いです。そして、今回のオススメ曲「Life After Romance」にしても、本家に負けず、なかなかムードのある歌い方にグッときます。バックには、ネッド・ドヒニー本人がギターとプロデュースで関わるほか、アラン・パスカのキーボードなどで綺麗に仕上げたという印象です。

 アルバムには、前記意外にも、ピーター・ベケットやローズマリー・バトラー、リオン・ウェアなどAOR系のミュージシャンも参加しているので安心です。

 確かに曲によっては、一昔前の古臭さを感じないわけでもないのですが、どの曲も非常に聴きやすいものばかりです。

 今回の名曲は、少し感傷的な1曲ですが、(ネッド・ドヒニーは割合にその手の曲が多いのですが...。)たまには大人の恋の終焉をしみじみと味わうのもお洒落かも。(Night-Plane) 

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