デヴィッド・ラズリー/If I Had My Wish Tonight
今回のAOR名曲紹介は、ミスターAORの一人と言っても過言ではないAORミュージシャン、デヴィッド・ラズリーです。彼のソロ名義のアルバムの中でもダントツでAOR色が強いのは、やはり1982年にリリースした「MISSIN' TWENTY GRAND」ですが、今回はA面2曲目に収録されていた「If I Had My Wish Tonight」を紹介します。
彼の音楽的キャリアは古く、10代のころから活動をしていたようです。彼の最大の魅力である美しいファルセットは、ときに優しく、ときには切なく感じます。それだけに女性的な歌詞の曲が非常によく似合うアーティストです。今回の名曲は、一緒になれない男女を女性的な視点で歌った歌ですが、別れの歌とはいえ、決して暗い曲調ではなく、メロディの美しさにより素晴らしい楽曲に仕上がっています。作曲者は、おなじみのランディ・グッドラムとデイヴ・ロギンスです。この曲も、もともとデイヴ・ロギンスのアルバム「DAVID LOGGINS」(1977)に収録されていたもので、デヴィッド・ラズリーのバージョンは、このアルバムからのヒット曲になりました。
また、数多くの一流ミュージシャンがサポートしているのも、アルバム「MISSIN' TWENTY GRAND」の魅力です。今回の名曲「If I Had My Wish Tonight」では、デヴィッド・ベノワ、マーティ・ウォルッシュ、ボニー・レイット、そしてウィリー・ウィルコックスなどです。その他には、ジェームス・テイラー、アーノルド・マッカラー、ルーサー・ヴァンドロス、ジェリー・ヘイ、チャック・フィンドレー、アニー・ワッツ、ヴィクター・フェルドマン。ストリングス・アレンジに、アリフ・マーディンにニック・デカロと最強です。
アルバム全体には、ブルーアイドソウル感が漂い、AORアルバムとしても上出来です。決して、都会的な洗練された音楽とは違いますが、モータウンの匂いが感じられる、なんとも言えない良い雰囲気が、またたまりません。
デヴィッド・ラズリーは、この前にも、グループ「ロージー」名義のアルバムや、数枚のソロアルバムをリリースしていますが、どのアルバムも上質なAORアルバムです。他のアーティストへの楽曲提供も多く、まさにミスターAORと呼べるでしょう。
これまでにも、多くのAORアーティストを紹介してきましたが、一発屋ではない、常に上質な曲を提供するアーティストとして、絶対にはずせない存在です。そんなデヴィッド・ラズリーの「If I Had My Wish Tonight」を是非聴いてみてください。(Night-Plane)
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コメント
初めまして。
聴いてみたいと思います!
投稿: よっち | 2009年7月24日 (金) 10時36分